最近よく聞くファクタリングは違法?
ファクタリングによって資金を確保する会社も多くなっています。
しかし中にはファクタリングをしたくても違法だからできないと思い込んでいる会社も少なくありません。
ところが結論から言うと、ファクタリングは違法ではないのです。
確かに違法ではないのですが実は違法になる可能性がわずかながら存在するため気をつけなければなりません。
そもそもファクタリングとは
まずはファクタリングについて解説します。
例えばA社がB社に100万円の商品を売却したとします。
B社は当然100万円を支払わなければならないわけですが、B社にはお金がなくすぐには払えないとします。
するとA社はB社に対する売掛債権を持つことになり、この権利を発動することで100万円の支払いを求められるようになります。
しかしいつまで経ってもB社が支払ってくれないとなると、今度はA社が資金繰りに困ってしまうでしょう。
そんな時に売掛債権買取業者、いわゆるファクタリング業者がこの債権をA社から買取というのがファクタリングです。
こうしてみると、どこも違法性がないように思えるのですが実は選ぶ業者によっては違法となる可能性があります。
ファクタリングが違法になるケース
ファクタリング自体は違法ではありませんが、業者によっては違法になってしまいます。
例えば契約書が存在しない場合です。
きちんとして業者であればお互いに契約書を交わし保管しているのですが、違法な業者では契約書がなかったり何度も変更されることがあります。
また、業者の住所や連絡先が不明なのも違法である可能性が高いです。
実体のない悪質な業者であるため、被害者から突き止められることを考えて住所を持たなかったり架空である場合が多いのです。
さらに、手数料が高すぎるのも違法です。
業者は債権を買い取る際に手数料を設定しているのですが、これが15%から20%のようだと違法性を疑う必要があります。
そもそもこれだけ高い手数料のところを利用する人はそう多くはないでしょうが、その他の面で魅力的なところがあればついつい利用してしまうものなので、その際には手数料を確認するようにしましょう。
少しでも違法から遠ざかるために
ファクタリングは適法なのでどんどんやるべきです。
しかしここで解説したように利用する業者次第では違法性が出てきてしまいます。
それを避けるためにも手数料の確認や契約書の存在、さらにはファクタリング業者の運営会社の情報までしっかりチェックするクセをつけることが大切です。